Googleアナリティクスでまたスパムアクセス発見!!

アクセス解析, マーケティング                

  公開日:2016年11月25日  最終更新日:2020年9月24日

ちょっと前に「リファラスパム」というGoogleアナリティクスに不正なデータを紛れ込ませる手法が流行っていました。
アクセス解析に使われる「リファラ」というパラメーターに、自分のところのドメイン名を入れて、実際にはアクセスしてないのにアクセスしたように見せかけ誘導したり、ドメイン名代わりに特定のメッセージを入れ込んだり……

スパムですからね。ゴミデータです!ゴミ!!

ただ、これは「自ホスト名以外での実行を排除」するフィルタを追加設定することで、ほぼほぼ排除できてました。
(この時点では不正データの送信時に本来の「ホスト名」が入って来なかったので)

 

しかし!!

今度は「言語設定」に不正なデータを紛れませる手法が出てきました。

もう!なんだかな〜って感じです。

 

嘆いててもしょうがないので実際のデータを見てみましょう。
ここ最近の当ブログのアクセスデータがこちら

セッション数

11月12日から妙にセッション数が上がってますねー。嬉しいな〜ッじゃない!!

正直このブログ、ほとんど更新してません。
ただ12日は前のブログ記事でも告知したイベント当日でもあり「そのせいかな〜?」なんてやり過ごしてたんですが、昨日(11月24日)まで上がり続けてます。

瞬間的に上がるなら納得できるんですが、何もしてないのに急にセッション数が上がり続ける訳がありません。

理由は「ユーザー」→「サマリー」メニューの下の方を見るとわかります。

言語別セッション数

はい!明らかにおかしい値が「言語」に入ってます。
そしてそのセッション数がこの期間のトップって……orz

またフィルタでやっつけるか〜っと思い、「ユーザー」→「地域」→「言語」のメニューを開いて、セカンダリディメンションで念のためホスト名を確認すると……

言語別ホスト名※一部モザイクはテストサイトドメインのため、伏せさせていただきます。

ん??え?

「ホスト名がちゃんと自ホストになってるじゃん!!!」

まぁ、他にもいい加減なのがたくさんありますが、問題は「自ホスト名で言語がおかしい」アクセスです

この場合、上記の「自ホスト名以外での実行を排除」するフィルタは通用しません。
さて、どうするか!?

 

 

見つけましたよ!!!!
このアクセスの特徴を!

言語別国

そんな鬼の首取ったような言い方できるほどの話じゃないんですけどね。
サーバーへの不正アクセスでもIP辿るとこの国からの不正アクセスが大量にある訳で。
そういえば某国は「トランプ氏支持」でしたね。

という訳で、ウチの会社、某国との取引もないし、今後もそんな余裕ないでしょうからフィルタでサクッとご辞退いただきます。

もっと大量に通常アクセスがあるサイトの場合こういうのは見逃されそうですが、一度みなさんのサイトでも確認してみては???

 

2016年12月16日追記

この「言語」に不正な値が入るスパムですが、まだまだ伸びてるようですね。
しかもメッセージも訳が分からなくなってます。
こんな感じで…

追記

ちょっと面白くなってきちゃってますw
ただ、データを見る上では邪魔なので、やはりフィルタ設定はやっておいた方が良さそうですね。
ちなみに、フィルタ設定はオリジナル(無加工)のビュー以外に対して設定してくださいね。
くれぐれもオリジナルのデータを加工しないように!!